HOMAGE to "寺島メソッド"

国際教育総合文化研究所「研究員」公募にあたって [補足資料]



国際教育総合文化研究所


[資料1]

寺島先生

 昨日はお忙しい中、ありがとうございました。 「とにかく勉強したい」、という思いだけで、何も考えず、申込みしてしまい、申し訳ありませんでした。

 教員だったらなと思うことはよくあります。しかし、民間の経営者を選びましたので、私がやりたいこと、「子供達の英語力をつけ輝く顔をみたい」のために、できることを頑張っていきたいと思っています。

 アメリカ留学中に発音にとても苦労しました。留学中に発音の学校にも通うになり、あるきっかけで発音講師のアルバイトをすることになりました。対象は30、40代の方たちです。

 そこで「中学生のころから発音できたら、もっと英語好きになれたのに」という生徒さんたちの声をたくさん聞きました。子供はまだ中学校、高校で学べるけど、大人になった人達は?

 英会話教室にいっても話せない、英語が好きになれない人がたくさんいる現実をみて、発音の学校を日本ではじめたいと思い、東京に出てきました。(会社のホームページに私の日記(回想録)があります。発音も英語も落ちこぼれだった時代の私です。)

 5年前から或る大学で授業を受け持つことになりました。多人数を教える大変さを経験しました。また楽しさも経験しました。教えることが好きな自分も再確認しました。

 3年前に寺島先生の著書に出会い、わくわくしました。「英語はこうすればものになる」という道筋を教える、『転移する学力』をつけてやるのが英語の仕事という言葉がずっと頭に残っています。

 民間企業の講師ではありますが、「見えない学力」を、音を通してつけさせたいと思うようになりました。そして、本からの知識ばかりですが、フィンランドメソッドを勉強したり、心理学、NLPの勉強したり、今は何ができるのか探っていく時期のようです。

 そして寺島先生のもとで勉強したいと、自分が企業人ということも忘れて会員申込みをしてしまい、大変失礼いたしました。

 先生がおっしゃることは、ごもっともです。弁護士に相談したところ、先生のおっしゃるとおりですので、入会の件は白紙に戻してください。

 先生の貴重なお時間を申し訳ございませんでした。入会費5,000円は、そのまま納めさせてください。

 入会は辞退いたしますが、民間人でも先生の授業を受けることができる機会があれば、ぜひ参加させてください。よろしくお願いいたします。いつの日かお会いできるのを楽しみにしております。

 色々とありがとうございました。先生とのお電話とても楽しかったです。(2011/11/26)


[資料2]

寺島隆吉先生

 初めてのお便りを、電子メールで済ませる非礼をお許し下さい。

 改めまして、自己紹介から始めさせていただきます。私の名前は、ASと申します。兵庫県**市に居住している記号研ファンです。

 本日は、先生の主宰される「記号研」につきましてお教えいただきたいことがあり、メールを差し上げました。

 私は「記号研」への入会を希望しているのですが、入会案内を求めて「記号研ホームページ」を拝見したところ、ここしばらく更新が途絶えているらしいことに気付きました。

 無料メールマガジンはきちんと送られてきていますし、ホームページは会員の先生が作成されているようですので、「多忙で更新できないのだろう」くらいに考えておりますが、念のため確認させていただくことにした次第です。

 次にお尋ねしたいのは、入会資格についてです。記号研は、中学・高校の英語の先生が中心となっているとお見受けしますが、私は教員免許を持った正式な教師ではありません。民間の英会話学校で教える講師です。

 このような者でも、記号研への入会は可能でしょうか?

 私は米国の大学を出てはおりますが、英文学や英語学、TESOLなどを専攻したわけではありません。ただ、日本人の英語教育に対する関心は以前より高く、直読直解を目指す教授法も自分なりに研究してきました。(以前、SIM方式をかじったこともあります)

 そんな折、たまたま書店で寺島美紀子先生の著書『英語直読直解への挑戦』と出逢い、記号研の存在を知るに至りました。「これだ!」という直感を得ました。
 記号研方式は、もともと中高生に英語を教えるために開発されたとのことですが、私は大人の英語教育にも威力を発揮するのではないかと考えております。

 私自身、高校生時代に英語で苦労したためでしょうか、「英語は苦手だし、正直キライだけど、それでもやってみたい」という大人が大勢いることを知るにつけ、そういう人たちが英語と“和解”するキッカケとなるような道具を探していたのです。

 「記号研方式こそ、その道具だ」と確信した私は、以後、市販されている関連本を拝読し(まだ5冊ですが)、そのエッセンスの吸収に努めて参りました。

 しかしながら、しっかり学ぶためには、正式会員になるのが最良の方法ではないかと感じております。ただ、なにぶん私は「文法も含め、技能はあるけど知識は穴だらけ」という、米国留学・生活経験者に典型的な欠点を持っています。

 たとえばTOEICテストでの私のスコアは955点ですが、うち聴解パートは満点、おそらく読解パートも取りこぼしはないと思われますので、失点した35点は全て文法パートということになります。

 もちろん、欠点を補うよう日々努めてはおりますが、本職の先生方からすれば「こんな奴が教えていいのか?」という程度なのではないかと思います。
 こんな私でも、入会させていただけますでしょうか?

 可能な場合はすぐにも入会申込書と会費をお送りしたいのですが、送り先の住所等は、ホームページ掲載のままでよろしいですか?
 
 以上につきまして、ご返答いただけたら幸いです。それでは、本日はこの辺で失礼いたします。初めてのメールでの長文、お許し下さい。(2005/03/21)


[資料3]

寺島隆吉様、寺島美紀子様
From:MT

 「Labor Net」 にお寄せ頂いた翻訳「緊縮政策は殺人行為だ」を拝読致しました。時期を得た、とても勉強になる論文でした。

 私も69歳になった今、まさしく、この論文は人ごととは思えません。“明日は我が身”を実感しました。原発問題を始め、この国のあり方からすれば、老人社会の明日は、イタリアの老人と何ら、変わることはないでしょう。

 私は、シルバーセンターに所属していて、よい仕事があれば、と考えているのですが、実情はといえば、天下り官僚などの食い物にされ、職員は肝心の老人たちを働く道具としてしか考えておらず、上ばかりを見て仕事をしているのが実情です。

本来、老人たちは長い経験のもとで、さまざまな知恵と力を持っているはずであり、それを社会に生かす方法は数多くあるはずなのですが、肝心のシルバーセンター、それを管轄する厚労省(?)の官僚たちは、そのようには考えてはおらず、天下り先の確保と老人たちに3K労働を強いるだけの場となっています。

 ところで、私は社会学をネズミがチーズの片端をかじるように、細々と勉強しているのですが、どう勉強しても、社会学の行き着く先は経済問題に収斂するに思えてなりません。経済学は社会科学の中でも、最も苦手とする分野で、これまで敬遠しがちでしたが、どうも、経済学のある程度を習得しないと問題は解決しないように思えてなりません。

社会学では、エマニエル・ウォーラースティンを教材にして、いろいろ読んでおりましたが、近頃『知の逆転』というNHK出版新書を読んで、ノーム・チョムスキーの考え方に、たいへん興味を持ち始めて、それを基礎に経済学の端っこを囓り始めました。ウォーラースティンにしてもチョムスキーにしてもアメリカ人はアメリカ人で、やはりそのくびきから逃れきってはいないのではないか、との感想を持ちますが、優れた学者であることは否定のしようもありません。

 しかし、この考え方を敷衍していけば、明日の社会のあり方が少しは見えてくるのではないか、と思うのですが、寺島先生はどのようにお感じになっておられるでしょうか。

 ウォーラースティンは、どれかの本で、未来にあるべき姿を予見することはできないが「社会主義に似たあり方が、人間の将来ではないか」と言ったような記憶があります。言葉は正確ではありませんが。また、チョムスキーは最初の部分で、「資本主義とか社会主義という言葉を使う際は、気をつける必要がある。使い古されてほとんど何の意味を持たなくなっている」と言っています。そのあとで、その言葉の意味づけをしているのですが、たいへん考えさせられました。

 寺島先生の翻訳された、この「緊縮政策は殺人行為だ」を拝読して、思わずお礼を言いたくてP.C.に向かっています。ありがとうございました。(2013/06/17)


<註> 上記[資料3]の冒頭に出てくる「Labor Net」については下記をごらんください。
http://www.labornetjp.org/
http://pub.ne.jp/tacktaka/?entry_id=4699846

また翻訳「緊縮政策は殺人行為だ」については下記を御覧ください。
http://www42.tok2.com/home/ieas/translation_index.html
http://www42.tok2.com/home/ieas/HowAusterityKills.html

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